みなとみらいのお出かけスポット「汽車道」って?アクセスや景観をご紹介

横浜・みなとみらいには、「汽車道」と呼ばれる遊歩道があります。汽車道、という名前だけ聞くと、みなとみらいに汽車があるの!?と思われるかもしれませんが、現在、残念ながら列車は走っておりません。今回は、みなとみらいを見渡すスポット、汽車道の魅力をご紹介します。

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汽車道とは?

この汽車道は1911年に敷かれ、港へ貨物を輸送するために敷かれたレールでした。そのレールの一部、500メートルほどを遊歩道として1998年に整備したのが現在の汽車道です。JR桜木町駅を出て横断歩道を二度渡ったところからこの汽車道ははじまります。

歩きはじめてすぐ、大きな橋梁が迎えてくれます。

これは1907年にアメリカン・ブリッジというアメリカの建設会社によって建てられたもので、これまでに何度か補修工事もされていますが、間近で見ると歴史と趣きを感じさせる立派なつくりをしている橋です。

汽車道は自転車・バイクが進入禁止となっており、「自転車・バイクは押して歩きましょう」という注意書きがあります。そのためか、早朝はジョギングやペットの散歩をする人たちをよく見かけます。歩きやすく整備された歩道で、ぎゅうぎゅうに混みあうということもなかなかない広さのためでしょう。

汽車道から見渡す、みなとみらいの景色

歩きはじめてしばらくすると、左手のほうに観覧車が見えます。この観覧車は、ヨコハマコスモワールドという遊園地のコスモクロック21というアトラクションで、この遊園地には観覧車以外にもいろんな乗り物があります。

夜にはイルミネーションが美しく煌めく観覧車は、みなとみらいを代表する景観のひとつです。

夜の汽車道から見渡すみなとみらいの夜景

今回汽車道を歩いたのは三月半ば、曇りの日の日曜だったため、木々にまだ花が咲いておらず天気もかんばしくなかったのですが、それでも歩道のそばにちいさな花が咲いていたり、ふと水辺のそばを見るとおおきな木がそびえたっていたり、都会でありながら自然も感じられる心地よさがあります。

広々とした草むらもあり、じかにそこで座っている観光客もいました。カメラを手に持った人たちが多いと感じましたが、水のある風景はどんな天気でもきれいで、また歴史ある道・建物と新しめのビルが混在する景色は、みなとみらいならではのフォトスポットだからでしょう。

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汽車道の先には

この歩道では、パレードをやったり出店が出たりということは基本的にはありませんが、桜木町駅付近からはじまり、歩道の終わりの近くには映画館や飲食店が入る商業施設、ワールドポーターズがあり、終わりまで歩き続けると、こちらも横浜を代表する観光スポットの横浜赤レンガ倉庫が近くに見えます。のんびり汽車道を散歩した後は、映画を観たり、買い物をしたり、美味しいものを食べたり、することにも事欠かない立地です。もちろん、途中にベンチもあり、ちょっと休憩することも可能な、気のきいたつくりになっています。

さいごに

ゆっくり撮影しながら歩いて15分ほどの歩道。そのまま桜木町駅に戻っても、行きとはちがう発見ができるかもしれません。もしくは汽車道のゴールまで行くと、みなとみらい線のみなとみらい駅か馬車道駅が近くなります。この線は元町・中華街駅までのびており、元町・中華街観光まで足をのばすのもいいかもしれません。

汽車道(きしゃみち)

■住所:神奈川県横浜市中区新港2丁目9
■アクセス:JR根岸線(京浜東北線)「桜木町駅」から徒歩5分