中国のお寺・横浜中華街のパワースポット「横浜関帝廟(かんていびょう)」にいってみよう!

横浜中華街を歩いていると、白い石段の上に煌びやかなお寺があるのを見かけたことはありませんか?気になっているものの、「中国の人のためのお寺かな?」「入っていいのかな?」などとまだ足を踏み入れたことがない、という方のために、今回はこの「横浜関帝廟」がどんなところなのか、レポートしたいと思います。

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横浜関帝廟(かんていびょう)とは?

横浜中華街には、2つの中国のお寺「横浜関帝廟」と「横濱媽祖廟(まそびょう)」があります。

横浜関帝廟は、横浜が開港後の1871年に建立された、中国の実在する武将「関羽」を祀るお寺です。この「関羽」は日本でもよく知られている「三国志」に出てくる英雄で、武人として活躍しました。またその他に帳簿を発明した人としても言い伝えられており、そのため「財神」として商売繁盛の神として信仰されています。

横浜関帝廟は、関東大震災や横浜大空襲の際に今まで3回焼失しており、その都度建て替えられ、現在は第四代目の建造となっています。

この狛犬も、火災に見舞われたものの、焼け跡から掘り出され残っていたものだそう。

興味深い!「関帝廟式」参拝の仕方

券売機にて線香(非常に大きい!5本セットで500円)を購入し、それを1~5の番号のついた香炉に順番に立てて行きます。横浜関帝廟には、関羽の他にも全部で5人の神様が祀られていて、商売繁盛だけでなく、健康、除災、学問、家内安全、安産など、全般的にご利益をがあります。

線香を購入した際にもらえる参拝証を掲示すると境内に入ることができ、「お願いごとをするときには、住所・氏名・生年月日を告げ、膝をついて」という日本では見慣れない珍しいやり方です。また「金銭の献上」を意味する「金紙」(1,000円)を購入すると、参拝後に入り口脇の香炉で燃やしてもらえます。線香に加え、金紙まで購入すればより願いも叶うかも!?

ちなみに線香や金紙を購入しなくても、境内の手前までは行くことができるので、雰囲気だけで見てみたい、というかたも気軽に立ち入ってよいそうですよ。

こちらの「開運蝋燭」は1本100円。火を灯すと財運が上がるそうです。1本と言わず2本、3本…冗談です。

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当たると噂の「神筈(しんばえ)式おみくじ」

横浜関帝廟では竹筒に入ったくじ棒と、神筈という三日月型の神具を使用して行う中国式おみくじを行うことができます。中国ではおみくじは「ここぞ!」というときに行うもので、そのためよく当たると評判だそうです。

神筈式おみくじに関してはもう一つの「横濱 媽祖廟」も人気スポットになっているようですので、ぜひそちらにも訪れてみてくださいね。

中国の歴史をよく知らなくても楽しめる!中国らしい煌びやかな建造

ぱっと見の外装から、軒下・柱の細かい部分まで、実にきれいな建築で、日本にはない色使いの横浜関帝廟。「中国らしい」といった、金箔やガラス細工を使用した煌びやかで豪華な作りが本当に素晴らしいんです!これだけでも一見の価値あり。正直私は三国志はよく知りませんでしたが、この美術的建造には魅了されてしまい、また来たいと強く思いました。

さいごに

今まで訪れたことがなかった方もぜひ、横浜中華街にお出かけの際はグルメの合間にぜひ立ち寄ってみてくださいね。素敵で豪華な色使い、そして3度の焼失にも負けない横浜関帝廟に、パワーをもらえること間違いなしです!



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