京急線「南太田駅」からすぐ、静謐で広大な常照寺(じょうしょうじ)を散策!

冬の終わりが見え、春の気配を色濃く季節。春休みの学生さんも、期末で忙しい社会人も、街中の喧騒から離れて静かな場所で少し落ち着きたい…という方がいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はにぎわう横浜の一角にひっそりとたたずむ、歴史あるお寺を紹介します。

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常照寺(じょうしょうじ)とは

常照寺は日蓮宗の寺院で、通称「太田(あるいは南太田)の鬼子母神」とも言われています(鬼子母神とは、守護神として崇敬されている女神)。

常照寺は明治6年、1873年に草創されました。今から140年ほど前という、長い歴史を持っています。

常照寺へのアクセス

京急線、横浜駅から10分ほど下ったところにある南太田駅。この駅から5分ほどの場所に、静かにたたずむ寺があります。

南太田駅をおりて、大通りに面した歩道を右に曲がり、ひとつめの曲がり角を右に見ると常照寺が見えてきます。

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いざ、常照寺の中へ

まずは立派な山門が迎えてくれます。

私は土曜のお昼ごろに伺い、そのときには無人でしたが、公式ホームページを見たところ祈祷会やライブなども実施しているようで、にぎわうときはかなり混雑するようです。年末年始には毎年1300人ほどの参拝者が訪れるとのことなので、とても盛り上がりそう。今年の年末にはぜひ行ってみたいですね。

一礼をし、門をくぐると長い階段が待ちかまえています。

しばらく上ったところでふと振り返ると、京急線の上りホームが見えました。私はいつも朝に上りホームを使用するのですが、急いでいたりスマートフォン見ていたりなどでなかなか気づいていませんでした……。駅のホームからじっくりお寺を見られるせっかくの立地なので、今度は時間に余裕を持ってホームから眺めてみたいものです。

お寺の境内は広々として、静謐な雰囲気でした。掲示板などもなく、駅が近いというのに喧騒といったものは一切感じさせません。大本堂は古びていながらしっかりとしたつくりの木造で、140年の趣きを感じさせます。

敷地内にはお庭もあり、美しく整えられています。ちょこんと桃色のお花が咲いていました。

大本堂から右に曲がると休息できる場所がありました。この日は天気がよく、またあたたかく、すこし休憩させていただくのもいいかも……と思いながら、のんびりお寺を散策させていただきました。

立派な桜の木も

駅に戻ろうと階段をおりたとき、とてもとても立派な木をじっくり眺めました。「さくらの名木」という看板が立っているこれはソメイヨシノ。

さくらの名木とは、横浜市南区が樹齢30年以上かつ、地域の住民に親しまれていたり、樹容が優れていたり、地域のシンボルとしてふさわしいとされている桜を守り、育てていくという制度です(指定はすでに終了)。

もうそろそろ桜の季節なので、これはぜひ見に来たいと思わせる、長い年月を感じさせる大木でした。

さいごに

私がお寺を出るというときに、一組の家族がお寺に入っていきました。立地を鑑みても、地元の方々に愛されているお寺なのだと思います。

ホームページを見ると、計画中という段階のようですが映画上映会も予定しているそう。ほかにもさまざまな行事を行っているようです。

行事が行われているときに参加してみても、なにも行われていない静かな日にじっくり散策してもいいでしょう。

常照寺(じょうしょうじ)

■住所:神奈川県横浜市南区南太田1丁目24−41
■アクセス:京急線「南太田駅」から徒歩5分
■電話:045-731-4366
■公式サイト:http://www.jyoshoji.or.jp/