異国情緒を満喫!横浜山手で西洋館巡りを楽しむ散策

元町と聞いて中華街を思い浮かべる人も多いと思いますが、中華街の反対側にある横浜山手居留地はご存じですか?山手はかつて、外国人居留地があった場所。現在も当時の洋館が残されていて、日本とは思えない風景を見ることができます。暖かくなってきた今日この頃、お花見も兼ねて山手で西洋館巡りをしてみませんか?

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横浜山手居留地って?

横浜山手居留地は、幕末の開港後に開かれた外国人の居住地区。開港により多くの外国人が訪れ、横浜は異国情緒が漂う港町となりました。山手は外国人が住んだことから、西洋式の住宅や学校、教会、墓地が建てられ、現在でも特に当時の面影を色濃く残したエリア。 関東大震災により多くの洋館が倒壊してしまいましたが、現存している建物もあり、居留地時代の雰囲気を楽しむことができます。

横浜山手の西洋館をご紹介!

現在残されている主要な建物は9棟。全て無料で入ることができ、写真撮影も自由です。3月下旬~4月上旬は桜、GWには薔薇が咲くほか、お正月やバレンタインなどの季節のイベントで建物内の装飾が変わるので、その時季ごとに楽しむことができます。今回は主要な建物2棟と、山手のオススメスポットを2つご紹介します!

ブラフ18番館

白い壁に赤と緑のアクセントが可愛いこちらの建物は「ブラフ18番館」。オーストラリアの貿易商V・R・バウンデの住宅でした。関東大震災後に建てられた建物で、館内は当時(大正末期~昭和初期)の外国人居留地の生活が再現されています。レトロなインテリア家具は必見です!

以前ご紹介した喫茶店「エレーナ」はブラフ18番館から歩いて15分ほどの場所にあります。ぜひ、足を延ばしてみてくださいね。

基本情報
■住所:神奈川県横浜市中区山手町16
■アクセス:
 電車:JR根岸線(京浜東北線)「石川町駅」元町口から徒歩5分
 バス:JR根岸線(京浜東北線)「桜木町駅」から神奈川中央交通バス11系統「イタリア山庭園前」下車徒歩1分

ベーリック・ホール

山手に現存する戦前の外国人住宅の中で、最も大きい建物が「ベ―リックホール」。イギリス人商人B・R・ベリックの住宅で、昭和30年に建てられました。

広々とした広間や豪華な食堂。映画に出てくるような可愛い子供部屋や、おしゃれな形をした窓は、まさにフォトジェニック!

基本情報
■住所:神奈川県横浜市中区山手町72
■アクセス:
 電車:みなとみらい線「元町・中華街駅」6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩8分
 バス:JR根岸線(京浜東北線)「桜木町駅」から、神奈川中央交通バス11系統で「元町公園前」下車徒歩1分

横浜山手資料館

山手居留地の歴史に興味を持った方にオススメしたいのが、「横浜山手資料館」。淡いグリーンが印象な資料館は、明治42年に建てられた建物で、横浜市で最古の木造西洋建造物です。館内には居留地時代の資料や、実際に使用されていた家具や道具が展示されている他、向かいの山手外国人墓地に眠る外国人の功績を知ることができます。

以前ご紹介した、生プリンをいただける「しょうゆ きゃふぇ」は資料館から徒歩5分ほど。ぜひ、あわせて行ってみてくださいね。

基本情報
■住所:神奈川県横浜市中区山手町247
■入館料:一般210円 小・中・大学生160円
■営業時間:11:00~16:00(入館は閉館30分前まで)
■休館日:月曜(祝日の場合翌日) 年末年始(12/30~1/1)
■アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」徒歩8分

えの木てい

少し歩き疲れたら、「えの木てい」で一休みするのはいかがですか?こちらは昭和2年に建てられた洋館でかつてはアメリカ人検事が暮らした住宅でしたが、現在は喫茶店となっています。

店内ではサンドイッチなどの軽食をいただくことができます。ケーキセット(1,050円+税)は、たくさんのケーキメニューの中から好きなケーキを選ぶことができます。写真は程よい酸っぱさとメレンゲの甘さが美味しいレモンタルト。

2階では「えの木てい」の焼き菓子を販売していて、お土産にぴったりですよ。色鮮やかで見た目も可愛いマカロンはオススメ!

基本情報
■住所:神奈川県横浜市中区山手町89-6
■アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」徒歩8分
■営業時間:10:00~19:00

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さいごに

いかがでしたか?ここでは紹介できなかった洋館も、素敵で価値のある建物ばかりです。もうすぐ春本番。花々が咲き誇るこれからの季節がもっともオススメです。

そして、今年2019年は横浜開港から160周年。横浜開港の歴史を今に伝える横浜山手居留地で、西洋館巡りをしてみませんか?