世界に広がるラーメン文化「新横浜ラーメン博物館」の魅力をレポート!

横浜の代表的な観光スポットのひとつ「新横浜ラーメン博物館」。通称「ラー博」は、観光客だけでなくラーメン通や地元横浜の人々にも愛されています。近年では海外でもラーメンが大人気!そんな国内外から人気の観光地「ラー博」を詳しくレポートします!

スポンサードリンク

新横浜ラーメン博物館とは?-アクセス、入場料-

新横浜ラーメン博物館は、JR横浜線「新横浜駅」より徒歩5分、横浜市営地下鉄ブルーラインの「新横浜駅」からは徒歩1分の場所にある、ラーメン専門の商業施設。現在はラーメン店が8店舗、喫茶やお土産ショップなどの5つの店舗、そしてラーメンの歴史など知ることができるミュージアムで構成されています。

施設内は、「日本で初めてインスタントラーメンが出来た」といわれる昭和33年の情景を再現していて、駄菓子屋や銭湯など昭和レトロな街並みを体験しながらラーメンの食べ歩きを楽しむことができます。

入場料は大人310円、小人・シニアは100円となっています。各店舗、食べ歩き用に「ミニラーメン」がありますので「そんなに何杯も食べられない!」というかたもご安心を。

エントランスを抜けると、「あの人」が!

入場券を購入していざラーメンの世界へ出発!エントランスを抜けると、ラーメンの歴史などを知ることができる展示があります。あの「チャルメラのおじさん」も!

また、ラーメン雑誌で作られた壁一面の「ラーメン本ウォール」は圧巻の光景!ラーメンがいかに日本で人気の食べ物か一目瞭然ですね。

お土産ショップでは名店の味を自宅でも楽しめるお土産ラーメンのほかに、スープや麺を自分で選べる「マイラーメン」、ラー博オリジナルグッズなどなど、面白味溢れるラインナップ!ベジタリアンヌードルやハラル認証のお土産用ラーメンもあり、作り方等の英語の案内表示もついているので外国人観光客の方もわかりやすくショッピングを楽しむことができます。

スポンサードリンク

階段を下りると昭和にタイムスリップ!?

ラーメン店は地下1、2階。地下に続く階段には大量のどんぶりが飾られています。こちらは今までラー博に入っていた歴代ラーメン店のどんぶりがすべて展示されているとのこと。こんなにもラーメンどんぶりに美しさを感じるとは…。

階段を下りるとそこは一瞬で昭和の世界!薄暗い路地裏の雰囲気はまるで映画の中のよう。なんとこの街並みにはいろいろと面白い仕掛けが隠されていて、宝探しのように楽しませてくれるのです。

たとえばこのドアの鍵穴をのぞくと…。

誰かが覗いています…。

お子様にも人気の駄菓子屋さん。雰囲気を一層盛り上げてくれますね。また路地裏の街並みの中には隠し部屋があり、多目的室(授乳室や、イスラム教徒のための祈祷室として利用可)になっているそうです。

いよいよラーメン店へ!

地下2階はラーメン店のフロア。広場を囲むようにラーメン店が並んでいます。こちらの中央広場では、日中は大道芸、夜はライブなどストリートパフォーマンスが行われています。食べ歩きの休憩時や、お酒を飲みながらちょっと観覧、などなどお楽しみも盛りだくさん!

現在、ラー博はこの8店舗のラーメン店が軒を連ねています。待ち時間を知ることができるインフォメーションボードも昭和の面影。

「無垢-muku-ツヴァイテ」の「ベジタリッシュ味噌ラーメン」をいただく

今回は、ドイツから逆輸入ラーメンとして人気の名店「無垢ツヴァイテ」さんで、「ベジタリッシュ味噌ラーメン」(900円)をいただきました。ラー博にはベジタリアンメニューがあるラーメン店が数店あり、外国人観光客の「日本に行ったらコクのあるこってりラーメンを食べたいがベジタリアン対応のラーメンがあまりない!」というお悩みを見事に解決してくれます。また無垢ツヴァイテではグルテンフリーのラーメンも取り扱っており、様々な食事スタイルのお客様に対応。もちろん各国語でのメニューもあります。

スープも具も動物性のものは一切使っていないとのことですが、ものすごいコク!店長さんにお話を伺うと、味噌やザワークラウトなどの発酵食品でコクを出しているとのこと。奥行きがありつつ、しっかり食べてもしつこくないので飽きがこない!非常においしかったです。

無垢ツヴァイテはラーメンだけでなくお酒を楽しむこともでき、「自然派」にこだわって選び抜いた日本酒やドイツビールなどがラーメンやドイツのおつまみと共にいただけます。

元々は「無垢」はドイツ・フランクフルトに本店を置く「ラーメンも食べられるレストラン」。月一程度で開催されているという完全予約制イベントでは「お酒とドイツの料理を味わい、会話し、食事を楽しみながら〆にラーメンを食べる」という、ドイツ・フランクフルト本店の雰囲気を味わえる大人気のイベントになっているそうです。(予約が即埋まってしまうこともある程の人気とか!)

日本の良いものをもっと世界に知ってもらいたい、との願いを込めた無垢のラーメン(ちなみにラーメンどんぶりは日本の伝統・有田焼だそう。)ドイツと日本の食文化の架け橋となる、素敵なお店でした。

さいごに

ラーメンの歴史を知り、ラーメンを食べ歩き、昭和の街並みや大道芸を楽しみながらまたラーメンを食べる…と1日中楽しめる「新横浜ラーメン博物館」。ぜひ観光で横浜に訪れた際は、新横浜駅まで足を延ばして「ラー博」に行ってみてはいかがでしょうか。きっともっと、ラーメンが、横浜が、日本の食文化が!大好きになりますよ。

新横浜ラーメン博物館の施設情報

■住所:神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21
■アクセス:
 JR横浜線「新横浜駅」より徒歩5分
 横浜市営地下鉄「新横浜駅」8番出口より徒歩1分
■営業時間: 11:00~22:00(日祝は10:30~)
■入場料:
 大人(中学生以上)310円
 小人(小学生)・シニア(60歳以上)100円